心に土足でおじゃましまっす!

アスペルガーの二次障害対策と強迫性障害(OCD)の改善を模索する日々を綴った、双方向ブログです。 似たような問題を抱える方々の参考になるような情報提供を目指します!

信号機の色

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信号機で止まれの色は赤です。では、進んで良いのは何色でしょうか?

 

ヒロは絶対に ” 緑 ” だと思っています。どこからどう見ても ” 青 ” には見えません。でも、あの信号は ” 青信号 ” と呼ばれています。
ヒロは昔、本気で自分の事を ” 青 ” と ” 緑 ” の見分けがつかない色盲なのではないか?と思っていた時期がありました。

 

理論には、絶対理論と相対理論という2種類の理論があるとヒロは思っています。

絶対理論は、時代や土地柄や人の考え方で変わる事のない絶対的な理論です。

絶対理論では、進んで良い色は緑です。

相対理論は、多数決で多くの人が言っている事が正しいとされる理論です。

つまり、進んで良い信号は ” 青信号である ” という事が相対理論です。万が一、その信号の事を ” 白信号 ” と呼ぶパラレルワールドにでも行ってしまったら、青でも緑でもなく ” 白信号 ” が正しいとされてしまいます。

 

そんないつ変わるかも分からない相対理論に従って生きるのは、ヒロにとってはとてつもないストレスなのですが、この世の中は絶対理論よりも相対理論の方が数多く存在しています。

そのような時、ヒロは相対理論を絶対理論で上書きする作業が必要になります。

信号機の色で例えると、緑色の信号機を青信号と呼ぶ為の手順を理詰めで理解していきます。

・昔の日本には緑という色彩感覚が無く、青と表現していた。
  例) 青々とした田んぼ、など
・語呂が良かった
  ※だったら黄色はどうなんだ!?とヒロは激しくツッコミましたが。

このように自分で自分を納得させて、緑色の信号を ” 青信号 ” と認識してから、自分で何度も(しつこいくらいに)その言葉を使います。

 

実際この作業をしていたのは子供の頃ですが、” 青信号 ” が口癖なのでは?と思われるくらい口を開けば ” 青信号 ” と言っていました。元々寡黙な性格だったので、信号好きな子供とでも思われていたかもしれません。

 

しかし、これはかなり危険な行為なのかもしれません。

” 青信号 ” であればそう簡単に常識がブレる事はないと思いますが、相対理論の中には所属する集団などによってころころ変わる物も存在します。

しかし、一度上書きしてしまった理論は、ヒロにとって絶対理論なので揺らがない物になってしまいます。その絶対理論が揺らいだ場合、激しく抗議します。それこそ、その理論に至った経緯や理由、歴史など持てる知識を披露してしまいます。

 

2度目の上書きはほぼ不可能で、もしできたとしてもかなりの時間と労力を必要とします。

つまりこういう訳で、信号機の進んでも良い色を ” 青信号 ” 以外の色に変わらない事を願うばかりです。

 

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