マイノリティは短所ではなく長所 その1
最近小説を書いていて思うことがあります。
それはマイノリティ(少数派)であることは長所なのではないかということです。
ヒロは他人と違うことで、多くの苦労をしてきました。
多くの悔しい思いをしてきました。
しかし、その数だけ物語にする題材を手に入れてきたと思えるのです。
この国は多数決により物事が決められる、多数派優位の世の中です。
マイノリティには生きづらい世の中だと思います。
ヒロはそれで良いと思うのです。
生きづらいと思う気持ちが、工夫を生み、人を成長させるからです。
これはASDや心の病などがない人でも同じだと思います。
常に多数派でいられる人なんて、限られているのではないでしょうか?
生きづらい、理不尽だ、なぜ自分だけ?
ヒロはそう思うとき、悔しいのと同時になぜか少しワクワクします。
それはもしかすると自分の成長を予感しているからなのかもしれません。
この世にあふれるアイデア商品の数々は、誰かが生きづらいと感じて、
色々と工夫した結果だったりします。
もうひとつ、想うことがあります。
生きづらさは優しさの源だということです。
人生で一度も生きづらいと感じたことの無い人に、
悩んでいる人の気持ちが分かるでしょうか?
甘えだとか、怠けだとか、逃げているだけだとか。
それは生きづらさを感じたことの無い人の言葉だと思います。
マイノリティにはとても大変な世の中だと思います。
でも生きづらいと感じた数だけ、素敵な贈り物を受け取っています。
ヒロはこれからも、生きづらい世の中を楽しみたいと思います。