心に土足でおじゃましまっす!

アスペルガーの二次障害対策と強迫性障害(OCD)の改善を模索する日々を綴った、双方向ブログです。 似たような問題を抱える方々の参考になるような情報提供を目指します!

感情のコントロール(不安と怒りの関係)

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今回は不安と怒りの関係について考えてみたいと思います。

 

先日、ザッチが実家の近くで友達と会い、その後そのまま実家へ泊って次の日帰って来る、という事がありました。

 

夜の9時半頃ザッチからメールが届きました。

「今から帰るね。家に着いたらまた連絡します。」

 

しかし、我が家ではザッチのOCDの汚染恐怖の影響で、布団の中でスマホを触る事はできません。

更にヒロは早寝早起きを規則正しくしないと体調が悪くなる為、夜9時過ぎはなるべく布団の中にいるようにしています。

その為、お互い夜になったらメールは送るけれど見なくても良い事にしていました。

 

その日もメールはスルーして寝てしまいました。

そして、次の日ようやくメールを見て驚きました。

「今から帰るね。家に着いたらまた連絡します。」

とあるだけで、続きが送られていなかったのです。

 

単純に眠くて送り忘れたんだと自分に言い聞かせ、

「家に帰れた?」

とだけ送って、普段通り仕事をしました。

 

刻一刻といたずらに時間が過ぎていく中、返事がありません。

何か事件に巻き込まれている可能性もあるなと思い、もう一度だけメールを送り返事が無ければ会社を早退しようと決意しました。

 

すると、その数分後ザッチからメールが届きました。

「ごめん、帰れてた…」

この話は何のことは無い、ザッチが実家に着いてそのままバタンキューしたというだけの笑い話です。

 

今回ヒロが問題視したいのは、ヒロの感情コントロールの部分です。

ザッチが無事だった事で、安堵したと同時に怒りがこみ上げてきました。

ヒロはアンガーマネージメントを学んでいる最中なので、この怒りの性質について冷静に分析して、間違った怒りだと認識して落ち着く事ができました。

以前のヒロなら怒っていたかもしれません。

 

ではなぜ、大事な仕事よりも優先しようと思っていたザッチに対して怒りを感じたのでしょうか?

 

最初は『家に着いたら連絡する』と自分で言っておいて、それを怠った事に対しての怒りだと思っていました。

しかし、そんな些細な事は実はどうでも良い気がします。

ヒロだって自分で言っておいて忘れてしまう事がたまに・・・たくさんあります。

原因はおそらく、不安という感情により心拍数が大きく上がり、無事だったという事実により心配する必要が無くなった事で、感情の高まりが行き場を失ったことなのだと思います。

ヒロはこのような条件で怒りに変わる事が多いと思います。

そして、実はそれを無意識に自覚していたのか、以前はなるべく感情を高ぶらせないことで回避していました。

ザッチと会う前まではだいぶ無表情だった気がします。

 

良くも悪くも、ザッチはヒロの心に土足であがり込む人なので、ヒロは毎日感情が大きく動きます。

ヒロにとってそれは『生きている』と実感できる事なので良い事なのですが、そのぶん怒りに支配される時間が多くなったのだと思います。

 

怒りを感じたら、その感情を冷静に分析できるもう一人の自分を持つ癖を付ける事こそ、アンガーマネージメントの本質なのかもしれません。

 

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ほんま、ごめんやで、ヒロさん…(´・ω・`)

 

ヒロさんはいつも、私が夜に一人で出歩くことをすごく心配してくれます。

最近は特に物騒な事件が多いので、ヒロさんは私に携帯用の防犯ブザーを買ってくれました。私のOCDによる制限が無ければ、毎回駅まで迎えに来てくれようとします。

 

おそらく過保護だと思いますが、私はとても嬉しく感じています。

 

そんなヒロさんの有難い気遣いに応えようと思って、私も実家に無事に帰ったら、ヒロさんにちゃんと連絡しようと思いました。そういう訳で、そのような内容のメールをヒロさんに送ったのです。

 

しかし、いざ実家に帰って(玄関で)スマホを見てみると、先程まで会っていた友人たちから「今日は楽しかったね、ありがとう」といった内容のメールが来ていました。返事が無かったヒロさんのメールは、既に画面上でだいぶ下の方になってしまっていました。その時点でヒロさんに連絡しなきゃと思ってはいましたが、友人たちへの返事の方が急ぎかなと判断し、「今日はありがとねー」と返事をしました。そして、実家に帰ったらOCD的に色々としなければならない事が多く、それらを済ませ(私はまだまだ玄関にいるw)、ふぅと一息ついた頃、すっかりヒロさんへのメールの件が頭から抜けてしまっていました。正確に言うと、ヒロさんにメールを送った気になっていたのです。

そういう訳で、爆睡していた私はヒロさんの朝のメールにも気付くことなく、仕事中のヒロさんにかなりの心配と負担をかけてしまいました。この件については、本当に申し訳なく、二度と無いように気を付けなければと思っています。


私のよくある失態を、ヒロさんが上記のような不安と怒りの関係にまで昇華し、考察してくれている事には正直驚きました。

いつもだったらヒロさん激オコ ٩(๑`^´๑)۶ な一件なのに、さらっと許してもらえたので、私も穏やかに過ごせました。


おっちょこちょいな私でございますので、これからも寛容でいてくださいね、ヒロさんm(_ _)m

 

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