アンガーマネジメントが通用しない?
ヒロさんは今、アンガーマネジメントを勉強中です。
『イラッときたら反射的に応戦せず、6〜7秒数えてみる。そうすれば自然と怒りが治まってくる』
怒りを鎮める方法として、最近テレビでもよく聞く内容です。
『怒りの感情自体は本来長続きしないもの』という専門家の説明に、私は「なるほどな〜」と思いました。
実際ネガティブな感情の時に試してみると、「いーち、にーぃ、…」と頭の中で言っている間に呼吸も整うし、「大丈夫、大丈夫」と思えるようになります。
これまで、ヒロさんとの口論中は、お互いヒートアップして ” ああ言えばこう言う ” の反射的なラリーを繰り返し、最終的にヒロさんドッカーン!ヾ(`^ ´ )ノ"、、で、強制終了になることが多くありました。なので、6〜7秒待って、反射的な初動批判さえ免れれば、なんとか改善できるかなと期待していました。
しかし、ヒロさんは「俺は何秒待っても怒りは収まらない、むしろ怒りを小出しにできず我慢した方が、よりイライラが募って取り返しのつかないことになるかも」と言うのです。
確かにヒロさんは今まで、『普通』や『礼儀』や『優しさ』などを頑張って意識して、自分の怒りの感情を抑えてその場を乗り切ろうとした時ほど、イライラが収まらず怒りが持続しているようでした。そういう時は、更なる追い討ちのプチストレスが引き金となり、爆発してしまうこともありました。
怒るべきタイミングで怒れなかった事を後悔し、「今からでも怒鳴りに行ってやろうか、でないと俺の気が済まない」と考えてしまうらしいです。我慢がキッカケで、怒りの内容を反芻(はんすう)して言語化してしまい、より一層深い怒りとして脳に刻まれているような感じです。
という訳で、私たちの間では今のところ、
『イライラしてしまったら小さな怒りのうちに吐き出す』
『イライラしたことを理性的に伝えて共感し合う』
といったことを解決策としています。
しかし、イライラの対象や原因が私(たち)にある場合、なかなかこれらが上手く機能しなかったりします。
より効果的で私たちにしっくりくるアンガーマネジメントの手法を発見するべく、勉強はまだまだ継続していく予定です。
ヒロさんのイライラが少しでもマシになりますように…
ヒロのリクエストとしては、ザッチのOCDの症状でヒロの行動が制限されたりして我慢した時は、後で手を繋いでくれると良いと伝えました。
そうすると、ヒロのイライラは驚くほど引いていきます。
しかし、そこはザッチです。
せっかく効果が見えてきたので、他の時でも手を繋いだらきっと心が安定して良いだろうと思ったのですが、手を繋ぐことすらOCDの汚染恐怖のせいで、あまりできません。
ザッチに負担をかけない方法で、他にいい方法があればと模索中です。