記憶の格納場所
クラムチャウダーの件を言われた時はちょっと取り乱してしまったので、今回は真面目に考察してみたいと思います。
↓クラムチャウダーの話はこちら
ヒロはクラムチャウダーをなかなか覚えられず、何度も「クラムチャウダーってなんだっけ?」と言っていました。
しかし、本当に覚えられなかったのかは疑問です。
何故かと言うと、ヒロはずっと忘れていた事を変なタイミングで思い出す事があるからです。
なぜこのタイミングで思い出すのだろう?と自分でも不思議ですが、思い出してしまった事をそのまま言ってしまう事もあります。
ヒロはダジャレを頻繁に言うのですが、自覚がある時より自覚が無い時の方が多く、自覚の無いダジャレは変な所から記憶が引っ張り出された結果なのかもしれません。
自覚のあるダジャレは、この自覚の無いダジャレを覆い隠す為のカムフラージュなのです。
これがヒロのダジャレの正体なのかもしれません。
今回の件を例に挙げてみます。
1.『クラムチャウダー』という新しい単語を記憶に残そうとする
↓
2.脳内ではカテゴリに分かれて単語帳が保管されている
↓
3.脳内の単語帳で似ていると判断した単語を発見
↓
4.なんとそれが武器の『チャクラム』だった
↓
5.武器の『チャクラム』と同じカテゴリに『クラムチャウダー』を格納
その結果、食べ物の話をしている時は食べ物カテゴリを検索するので、何度探しても『クラムチャウダー』という単語が見つからなかったのではないかと思います。
恐らく、ゲームをしていて『チャクラム』の話になった時にいきなり『クラムチャウダー』が引き出されて、
「ああ、クラムチャウダーな~」
と言ってしまい、ダジャレと思われる事でしょう。
しかし、困った事に上記の1~5は無意識に行われている事で、ヒロ自身の理性は食べ物と認識している事です。
これが、武器の名前に似ているな~とか、少しでも意識にあがっていれば対策もできるのですが、まったくの無意識下で行われている事に対して、どのように対策したものかと思案中です。
少しアホっぽいですが、新しい単語を覚える時に意識的に
「これは食べ物! 美味しい貝スープ!」
と何度も何度も言っておけば良いのかもしれません。
次、新しい単語に遭遇した時に試してみたいと思います。
なるほど…そういう仕組みだったとは。
私も昔、世界史の授業(というか先生)が苦手だった時、カタカナで示された単語が、人名なのか地名なのかが分からず、なかなか覚えられない時がありました。そしてそれをそのまま放置した結果、テストで酷い点を取ってしまいました。
カテゴリ分けがスムーズにいかないと記憶しづらいという点では、ヒロさんの一件と似ている気がします。
ヒロさんの理性は「クラムチャウダー美味しい!貝スープ!リピートあり!」と言っていて、きちんと食べ物カテゴリを意識していたのですが、それが記憶に結びつかない事があるという可能性について私は想像していませんでした。
別ジャンル(カテゴリ)で似たような発音のものは沢山あるので、できれば有効な改善策を見つけたいところです。
おそらくヒロさんは、物事を認識する時に、耳から聞いたものはすぐ言語化(脳内で文字化)するタイプなのだと思います。その結果、記憶する際に、字面が似ている所への誤ったカテゴリ分けが起こってしまうのかもしれません。
一方私は、耳から聞いたものを認識する時は、字面にするよりも先にそのビジュアルを想像し、映像化するタイプなので、似た音の単語でも誤ったカテゴリ分けが少ないのだと思います。逆に、違うカテゴリで全く違う発音の単語でも、ビジュアルが似ていれば関連付けやすいのかもしれません。毛むくじゃらの犬を「モップみたいやねー」と言ってしまう感じです(←失礼)。
思い返すと、世界史で苦手だった内容も、地名の横に風景写真が示されていなかったり、人物名の横に肖像画が載っていなかった部分だったように思います。参考書も、文章や年表ばっかりだったので、私には合いませんでした。
ということで、クラムチャウダーの一件はヒロさんの言う通り、
「これは食べ物!美味しい貝スープ!」
と何度も言うことに併せて、
『食べ物』『貝スープ』という字面を脳内で想像してインプットする、もしくはパッケージの商品名や成分表の字面を眺めてみることを提案したいと思います。
↓ 私たちのお気に入りのクラムチャウダー ↓
OCDの私にとっては、いかに手軽に美味しい物を食べられるかが重要です。レトルトで日持ちもするし、常温でも食べられるので、非常用のストックとしても活躍しています。ゴミもかさばらず嬉しいです。少し薄めて白身魚のソテーにかけると、素敵なソースとしても使えるかも…