食べる順番 〜長ネギと鶏もも肉〜
ヒロは嫌いな食べ物から先に食べる習性があります。
嫌いな物が食べ終わって、好きな食べ物が沢山残っている状態を見るととても幸せになれます。そして、それを食べる事がヒロのささやかな楽しみなのです。
ヒロはお鍋の長ネギで何度も火傷してしまいます。
だから、長ネギは嫌いです。
でも、なぜ嫌いなのかすぐに忘れて、嫌いという事だけが残ってしまいます。
これを書いているのも火傷した直後だから覚えていますが、しばらくすると忘れてしまう気がします。
お鍋を食べる時、長ネギを見つけると嫌いなので、鍋が熱くて冷めていない時に、無意識に口に運びます。
そして、案の定火傷します。
そしてまた長ネギを嫌いになるのでした。
火傷しなければ美味しいのに・・・
…長ネギ、可哀想に。
風邪予防にも良いから、ちゃんと嫌わずに食べましょう。
長ネギの話ではないですが、良い機会なので上記の件とは逆パターンの話をひとつご紹介します。
ヒロさんは鶏肉が大好きです。
豚と牛がタッグを組んだとしても、鶏には勝てないくらいです。
鶏もも肉は特にヒロさんの好物なのですが、例え私が焼きたてで食卓に出しても、上記の理由で、なかなか熱いうちに食べてくれません。せっかく食事のタイミングを計算して熱々を用意したのになーと思ってしまいます。
なので、他にサラダ等がある場合は、それだけを先に出して食べて貰うようにしています。
私は、好きな食べ物は、後でも先でもなく、基本的にまんべんなく均等に配置して食べるタイプです。
食事の合間に味のメリハリや変化を楽しむ感じです。
なんでも関連付けしすぎるのは良くないですが、好きなものを最後に残して一気に食べるという話は、変化を嫌って安定を求めるヒロさんならではのエピソードかなと思いました。