心に土足でおじゃましまっす!

アスペルガーの二次障害対策と強迫性障害(OCD)の改善を模索する日々を綴った、双方向ブログです。 似たような問題を抱える方々の参考になるような情報提供を目指します!

戸締り確認がマシに

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ここ1〜2週間、ブログの更新に専念する為という、もっともらしい(?)理由にかこつけて、私はほぼずっと家に引きこもっておりました。買い物は全てヒロさんにお願いして、私はそれ以外の最低限の家事と、最低限の身支度、ブログ、友人との連絡、食事、そして睡眠くらいしかしていませんでした。(怠惰ですみません)

 

外出時、私はいつも玄関の『戸締り確認』に結構な時間をかけてしまいます。

10回、20回と鍵をガチャガチャしても苦しくて、なかなか玄関の扉から離れられません。

「泥棒に入られたらどうしよう…鍵が壊れたらどうしよう…確認の仕方にミスは無かったか…こんなに何度も確認していたらご近所に不審がられてしまう…待ち合わせの時間も迫っている…確認やめなきゃ…でも怖い…」と焦って負のスパイラルに陥る時もあります。

 

なので、外出せずに過ごせた期間は、OCDに支配される時間も減って、心身ともにかなり休むことができました。

 

 

数日前、久しぶりに外出する機会がありました。

 

いつも通り身支度を整えて、時間的に余裕を持って、玄関までやってきました。

玄関の扉をゆっくり閉め、鍵をかけて、いざ確認です。

 

すると、いつもは強迫にまみれて仕方ない『戸締り確認』に変化が起きました。

2回ガチャガチャとしただけでスッと確認強迫が治ったのです。

 

「あれ…?」

 

普段のように強迫観念が襲ってくるだろうと思って身構えていたので、肩透かしを食らった気分でした。

 

(いやいや、いつも何十回もガチャガチャやってるじゃないか、本当に大丈夫なのかい?)

 

内なる自分が囁きます。

 

「やっぱ、そうやんな…念のためもう一回してみるな」

(↑ここで折れてしまうところが私の弱い所なのですが…)

 

ガチャガチャ…

 

やはり、それほど苦しくはありません。いつも感じている背中からゾゾッと迫ってくるような恐怖感がありませんでした。

 

「 いぇい٩( ᐛ )و ♪ 」

 

とりあえず玄関から離れて、しばらく歩いてみましたが、特に気になって帰りたいと思うことも無く、無事に家を出発することができました。

 

このラッキーな変化の原因について私なりに考えてみました。

 

  • しばらく引きこもって体力が回復していた
  • しばらく『戸締り確認』をしていなかったので、それまで身体的に染み付いていたガチャガチャする行為や恐怖感が薄れていた
  • ブログを始めて、OCD以外に気になる(集中できる)ことができた

 

これらの要因が、この1〜2週間という比較的短期間で形成され、複合的にイイ感じに作用して、今回の結果に至ったのかなと思います。

 

このラッキーを次回も活かせるよう、気負い過ぎずに頑張りたいと思います。

 

 

↓ こちらも是非、参考にしてください。OCD改善について考察しています。

 

 

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ヒロはこの記事を読んで初めて分かった事がいくつもありました。

 

まず、ザッチの戸締りがそんなにしんどかったという事です。

ヒロと一緒にお出かけする時はヒロが鍵をかけるのですが、その時はそれほど辛そうではなかったからです。

ザッチに聞いてみたところ「自分が鍵をかける行為をしていないから」なんだそうです。

 

次に分かった事は、頑張って治すというより、自然に忘れていく感覚なんだという事でした。

前に書いていた『 ザッチ式 強迫性障害(OCD)改善法 ※簡易版※ 』は読んでいたのですが、具体例が無かったのでいまいちピンときていませんでした。

OCDの治療は、周囲の人も積極的に関わって克服していくものだと思っていたのですが、そうではない改善パターンもあるんだなと気付きました。

 

そして最後に分かった事は、ついつい甘やかしてしまうヒロの行動が、ザッチの助けになっていたという事です。

このまま治ってくれればとても良い事ですが、そう簡単にいかないのが精神的な問題の特徴です。

これから何度もしんどくなったり良くなったりを繰り返すと思いますが、これからもザッチを信じて支えになっていけたら良いなと思うのでした。

 

OCDの方も大変だと思いますが、ご家族の方もきっと苦労されていると思います。

この記事が少しでも役に立てたら嬉しいです。

 

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