戦友
ヒロはこだわりがとても強いです。
こうあるべきと云う考えが人より強いのだと思います。
そして、それはザッチのOCDも同じです。
OCDは完璧でなければならないというこだわりが強すぎる為に、何度も繰り返し行動をしてしまうのだそうです。
ザッチがある日ヒロの事を『戦友』と表現しました。
何の事か分からないヒロにザッチは説明してくれました。
ザッチはこだわりが強すぎて病気になってしまいました。
ヒロもこだわりが強すぎる為に生き辛さを感じています。
症状や解決方法は違うけれども、お互いこだわりが強いところは似ているという事らしいです。
ヒロはこの言葉を聞いて、全く別の事を考えてしまいました。
『戦っているつもりはなかったー(笑)』
何と戦い、何に勝てば良いのかは分かりませんが、自分が生きやすい環境を共感できる人と創っているという意味で、確かに『戦友』なのかもしれませんね。
うーん、もっと的確な表現があったら良かったのですが、なにぶん語彙力が無いもので…(恥)
私は、「共に生き辛さの原因を追究して、日々を改善していこうじゃないか、二人ならやれる気がする!」ということを踏まえ、そう表現したのですが…” 同志 ” の方が良かったかな?
私はおそらく、OCDになっていなければ、ヒロさんと一緒に過ごすことは無かっただろうし、ヒロさんが辛いと感じることに対しても、今ほどは共感できなかったと思います。
そしてヒロさんの優しさにも気付くことなく、過ごしてしまっていたかもしれません。
そういう意味では、OCDは私から多くの時間を奪っていきましたが、それと引き換えに、簡単には得難い気付きや出会いをもたらしてくれました。
今、辛い思いをされている方々も、その経験が何かに生きて、素敵な人生を送る一助となることを願っています。