ザッチの友だち(国際編)
私には、海外出身の友だちが数人います。
モンゴル、スリランカ、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ポーランド…
お互い、カタコトの英語と、カタコトの日本語を駆使して仲良くなりました。
その友人たちとは、日本で知り合いました。(私は関西からほとんど出たことがありません)
それぞれ異なったご縁で知り合ったのですが、彼らの多くは今はそれぞれの母国へと帰国してしまいました(いつかまた会いたいなぁ…)。
私はその友人たちに出会う前、外国の方々に対する偏見が少なからずあったように思います。(今もまだ何かしらあると思いますが…)
その最たる例がこちら ↓
『外国(特に欧米)の人は、スキンシップのハードルが低い』
例えば、出会い頭のハグ、何かある度にハイタッチ(ハイタッチは和製英語です。本来はhigh-fiveと言うらしい)、悲しいことがあって慰め合う時や嬉しい時には、異性でもギュゥと抱きしめ合う…などなど。
以前の私は、それらの行為を、『その人の性質』ではなく、『国民性』から来るものとして認識していました。
しかしある日、私はとある友人(オーストラリア出身)から次のような内容を相談をされました。
「最近俺な、親しくもない大阪のおばちゃんに、めっちゃお腹触られるんやけど、それどうにかなれへんかな?俺、ホンマそういうの嫌やし、だいたい他人の体型について言及してくんの、ちょっと失礼じゃない?どういう理屈で、あの人らは俺の腹をツンツンしてくるんやろう…」
(本当は英語で言われたのですが、ザッチの脳内再生のため関西弁になっています、申し訳ありません)
私はそれを聞いて、「ハッ…!」となりました。
確かにその友人は、ちょっとふっくら体型で穏やかな性格なので、ツンツンしたい気持ちもすごく分かります。おもちゃ売り場にある可愛いぬいぐるみを、売り物なのについつい撫でてしまうような…そんな魅力があります。そして年々大阪のおばちゃん化している私なので、OCDさえ無ければ、私もツンツンしていたかもしれません。
しかしそれは、友人にとってすごく不快な事だったのです。
確かに、一部の大阪のおばちゃんは距離感が近いです。人によっては無差別にグイグイ近づいてくる人もいます。しかし多くの場合、おばちゃん側もある程度TPOをわきまえているように思います(そう信じています)。
ではなぜ、その友人が悩みを抱えるほどの被害を受けてしまったのかというと、恐らく「外国人なんだからスキンシップは当たり前だろう」みたいな考えが、おばちゃんサイドに定着してしまっていることが大きな要因かな、と私は思います。
そういう思い込みが、本来リアクションに敏感なはずのおばちゃんの思考を鈍らせ、本人が嫌がっていることを見抜けなくさせてしまったのではないでしょうか…。
対象を個人としてではなく既存のカテゴリーに分類し、誤った知識や偏見を伴って接してしまうと、どうしてもトラブルを生んでしまうような気がします。
全く偏見なく…というのはなかなか難しいですが、人と接する時は、できるだけ相手を尊重して接していきたいなと思いました。
ヒロも偏見なく人や物事をみる事ができるようになりたいと思っています。
しかし、いきなりザッチの記事でつまずきました。
大阪のおばちゃんの認識を改めなければいけません、ね。