宅配ピザ屋のお兄さん
先日、宅配ピザを注文しました。
最近はだんだんと暖かくなってきましたが、その日はすごく寒い日でした。
そんな中、宅配のお兄さんは時間通りにピザを持ってきてくれました。
とてもありがたいことだなぁと思ったので、私はピザのお会計を済ませた後、
「寒い中お疲れ様です。ありがとうございます、いただきます(^^)」
と言いました。
するとお兄さんは素敵な笑顔で、
「とんでもないです、ありがとうございます!また宜しくお願いします!」
と、言ってくれました。
私はその言葉に、すごくホッコリしました。
もし私がピザ屋のバイトさんだったら…と想像してみます。
寒い中、バイクで走る……とても辛いです。
見知らぬ土地に、住所の情報だけで時間内に辿り着く……焦ってしんどいです。
お届け先の人たちは、暖かい部屋でこれからピザを食べる……とても羨ましいです。
ピザの注文は、雨の日やスポーツのテレビ中継がある日など、みんなが外に出たくない時にすることが多いと思います。各ご家庭の頼みたいタイミングが一致して、注文が集中し、お店側はバタバタして大変なのだろうと思います。
私はピザ屋さんで働いたことはないし、業界事情にも詳しくないので、実際のところどうなのかは分かりません。しかし、少し考えを巡らせただけでも、なんだか辛そうな内容ばかりが思い浮かびます。
そういう妄想を膨らませていたところに現れた、素敵な応対のお兄さん(とピザ)。
私の頭の中は、『ピザ良い匂い、お兄さんありがとう、良い匂い、ピザピザピザ、めっちゃありがとう!寒かったろうに…』と興奮状態です。
お会計をするにあたり私は強制的にクールダウンし、そしてお礼の言葉を述べました。
「寒い中お疲れ様です。ありがとうございます、いただきます(^^)」
お兄さんは、私の言葉を聞いた時、一瞬驚いたような表情をしました。すぐに笑顔に変わりましたが、その様子を見る限り、お礼や労いの言葉を普段はかけてもらっていないように感じました。
残念ながら、宅配ピザを頼む機会はあまり多くはないのですが、この例に限らず、きちんとしたサービスを受けた時は、こちらも丁寧にお礼を欠かさず伝えていきたいなと思いました。
本当にその通りだと思います。
ヒロは相手の心境を察する事が苦手です。
そして、今まで「それの何が悪い?」という気持ちでした。
しかしこうやってザッチの想いを聞いていると、相手の心境を察する事はとても大事なことだと思います。
例え苦手でも、例え間違っていたとしても、ヒロはヒロなりに相手の心境を考える事を努力しようと思えました。