かかってくる電話が苦手な話
ヒロは、今自分の弱点と認識していて、克服したくてもどうしても克服できない事のひとつに ” マルチタスクが苦手 ” という事があります。
これは、現在の仕事に直結する困りごとです。
今回は ” かかってくる電話 ” について書きたいと思います。
ヒロの部署では、基本的に電話は上司宛にかかって来るので、上司の机にしか電話機がありません。
その為、上司がいる時は、かかってくる全ての電話を上司が取ります。
しかし、上司はしばしば席を外します。
今の仕事は上司とヒロと派遣さんの3人で仕事をしています。
派遣さんに電話を取らせる訳にはいきません。
その為、上司が席を外している時はヒロが電話を取る事になります。
まず電話が鳴るとその音にビクッとなります。
それだけでもストレスなのですが、それ以上に、その時集中していた仕事の手を止めて電話に出なければならない状況がしんどいのです。
電話に出ると全神経を電話に注ぎます。
ヒロがマルチタスクが苦手な理由に、脳の切り替えが遅いという事が挙げられます。
つまり、それまでしていた仕事に対する集中力が高ければ高いほど、電話の内容が入って来ないのです。耳では聞き取れた感じがするのに、何を言っているのか理解できないのです。
その為、何度か聞き返す事があります。
もしかしたら、会社ではヒロは耳が少し悪い人と思われているかもしれませんが、感覚過敏なので、むしろ良い方です。
そんな苦労を乗り越えて内容を理解できた後、例えば仕事の依頼だった場合、電話を切った後に依頼された仕事の内容を1人で復唱します。
そうしないと忘れてしまう可能性があるのです。
しっかり復唱して、ノートかパソコンにメモしてから仕事に取り掛かります。
大抵、電話で依頼される仕事は簡単な仕事ですが、緊急性が高いです。
例えば、「〇〇の資料の内容を確認してメールで送ってくれ」など数分で終わるような感じで、それ自体を行う事は特に大変ではありません。
問題はその後です。
電話で受けた仕事をした後、元の作業に戻らなければならないのですが、何をしていたかすっかり忘れてしまうのです。
酷い時には、朝から何をしていたか思い出して、その仕事が終わったかどうかを思い出し、次に何をしていたか・・・と順に思い出さないと元の作業に戻れません。
ヒロは電話などで割込みの仕事さえ無ければ、他人より仕事が早いと自負しています。
しかし、割込みの仕事が入った時の遅さといったら、言い訳のしようもありません。
決してさぼっている訳ではないんですけれど・・・ね。