心に土足でおじゃましまっす!

アスペルガーの二次障害対策と強迫性障害(OCD)の改善を模索する日々を綴った、双方向ブログです。 似たような問題を抱える方々の参考になるような情報提供を目指します!

ゲーム(RPG)のプレイスタイル

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※ 今回はテレビゲームに関連する私たちの話です。ゲームにあまり興味がない読者様にはつまらない内容になってしまうかもしれませんが、ご了承下さい ※

 

私もヒロさんもテレビゲームが好きです。


二人が出会う前は、二人ともよくオンラインでネトゲをしていましたが、今はもっぱら3DSでプレイしています。お気に入りのジャンルはRPGです。


ゲームのプレイスタイルや目的は人により様々だと思います。


効率的に経験値やお金を稼ぎたい

ストーリーをサクサク進めたい

華麗な技やスキルを放って非日常を味わいたい

ゆっくり世界観を楽しみたい

日常の合間に手軽に遊びたい


…などなど。


私たち二人の場合、それぞれの特性や問題がプレイ方法に色濃く出ているなと感じることが多いので、今回はその例をご紹介したいと思います。

 

・私(ザッチ)の場合


『イベントの取りこぼしが無いように、ひたすら慎重に!』


がモットーです。RPGをプレイする時は特にです。


例えば、会話イベントでは…

メインキャラだけではなく、ひたすら村人一人ひとりにも何度も話しかけ、会話が変化しなくなるまで、きちんと話します。少しイベントが進むたびに、会話が変化しそうなキャラ全員に話しかけ直します。そのために前の村まで戻ることもあります。

例え無駄足だったとしても、レベル上げにちょうど良いやと納得しているので、苦ではありません。

プレイ中に眠たくなったり、話かけられたりして集中力が途切れて(無意識にボタンを連打して)万が一キャラの会話を聞き逃してしまった場合は、その会話をもう一度聞くためにゲーム自体をリセットする時もあります。


さらに、隠し宝箱やサブイベントでは…

民家のツボや道端の草むら、ダンジョンの不自然なくぼみがとても気になります。そういう所に隠し宝箱があるようなゲームでは、ほぼ連打しながら歩いています。なので、攻略サイトを見なくても、宝箱はほぼ発見済みになっています。

サブイベントも同様です。特定の手順を踏まないと発生しないものでも、前述の念入りな会話とアイテムの獲得で、余程混んだ設定になっていない限りは発見できます。


セーブデータも何個も作ります。イベントを逃した、もしくは逃したかも?と感じた場合に、すぐ戻りたい所に戻るためです。


ただ、このようなプレイ方法ではクリアするまでにとても時間がかかります。友達と一緒に買ったゲームでも、ストーリーの進行内容について話されると、私はいつも「待って待って、まだそこまで進んでないねん!」となります。


しかし私は、ゲームの世界観を余すことなく楽しみたいし、ゲーム製作者の方々が苦労して作ったものは出来る限り回収したいと思うし、それなりのお金を払って買ったゲームの費用対効果(この価格で何時間遊べた、キャラの言葉に感銘を受けたか否か…等)を考えてしまうので、どうしても手を抜けません。


OCDの症状が酷い時は、” ちゃんと隅々までプレイしないと ” という強迫観念が強くなって、リセット続きの日々に、プレイするのが辛くなってしまった時がありました。

(他にも、3DS本体を触ること自体への恐怖があった時も…その時の話はまた改めて紹介しようと思います)


今は症状もだんだんと落ち着いてきているので、多少読み飛ばしてしまったとしても、グッと我慢して先に進めるようになっています。リハビリだと言い聞かせて、出来る限りリセットしないようにしています。

不完全であることに慣れていけば、いつか他のOCDの症状も治っていくと信じています。


しかしやはり、「イベントの取りこぼしが無いように」は個人的に大切なポイントだと思っています。

 


・ヒロさんの場合


私の理解している範囲で、ヒロさんのゲームプレイスタイルを書くとこんな感じになります。

 

① ストーリー重視のRPGの場合

『ストーリーをまず楽しむ!それ以外の要素は、初回クリアまでは邪魔…』


ヒロさんと一緒に、同じタイトルのゲームをそれぞれプレイしていると、ストーリーの進むスピードが圧倒的に違う事がわかります。ざっくり言うと、私の2~3倍のスピードです。セーブデータも1個でどんどん上書きしていきます。


ふだんマイペースでゆっくりなヒロさんなので、最初にこの差に気付いた時は驚きました。

いくら私が遅いとはいえ、倍以上違うというのは他でも経験がありませんでした。


どういう仕組みなのか気になって、ある日ヒロさんのゲーム画面を覗いてみました。するとメインキャラのみに話しかけ、ストーリーイベントを進めるのに必要最低限のことだけをやっているようです。目的地まで、ダッシュですっ飛ばしています。


なぜ他のキャラに話しかけないのか、と私が尋ねると、

「どうせ聞いても覚えられないから…」

と言います。

そして案の定、次の目的地やイベントに関する情報を聞き逃していて、ストーリーを思うように進められないことがしばしばあります。


そういう場合に備えてか、ヒロさんがゲームを新しく始めるとゲーム攻略サイトのブックマークが何個か出来ます。私は攻略サイトは余程のことがない限り(特に1周目は)見ないタイプなので、「最初からガッツリ攻略を見ちゃって楽しいのかな?」とも思いますが、ヒロさん的には満足なようです。

 

しかしながらヒロさんは、ゲームについてはストーリーより重視している要素があると言います。以下にその内容をご紹介します。

 

(ストーリー重視ではない)アクションやシステム重視のRPGの場合

『普段できないような能力を使ってワクワクしたい』

 

ヒロさんはどちらかというと、ゲームにはこちらの②の要素の方を重要視しているようです。もしストーリーを楽しむなら、本や映画の方がより専念できるので、ゲームである必要がないとのことです。

 

キャラクターが成長と共に新しいスキルを覚え、華麗な技を放ち、さらに強くなる。

ルックスが可愛く、愛情を注ぎやすかったら、なお良し。

ひたすら各スキルのレベルを上げて、キャラ性能を充実させていく。

こういった内容に魅力を感じるようです。

 

クリアデータを引き継いで『強くてニューゲーム』ができる場合、①のゲームでも2周目以降は②の要素を楽しむことに専念できます。そして何周も周回プレイしたりします。

 

ただ、ゲームの中には、ストーリーとシステム要素が密接に絡まっていて、ストーリーをコツコツ進めないと新しいスキルがゲットできないとか、逆にスキルを充実させないとストーリーを進められないなどの事態が起こりえるものがあります。そのような場合ヒロさんは「どっちかにして、片方邪魔!」と思ってしまうらしいです。なのでヒロさんのお気に入りのゲームジャンルは、『ストーリー控えめの育成要素の強いアクションRPG』になるようです。

 

 

同じことを繰り返すことに安心するとか、予定外のイベントに対応するのが苦手とか、マルチタスクが苦手とか、ヒロさんならではの特性の影響が、このゲームのプレイ方法に垣間見えて、私としては大変興味深いなと感じるのでありました。

 

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