彼女の料理が美味しくなかったら
ヒロとザッチは『モニタリング』というテレビ番組が好きで良く見ていました。
※ 最近はテレビそのものをあまり見なくなったのですが、楽しい番組ですよね
ヒロはモニタリングで仕掛けられた人の反応が納得できない事が多く、いつも驚いています。
今回は、『彼女の料理が美味しくなかったら』のコーナーについて書きたいと思います。そのコーナーの趣旨は彼女が初めて作った料理が美味しくなかったら彼氏はどのような反応をするか?という事で、ほとんど全員、文句ひとつ言わず食べていて、それが良しとされていました。
ヒロとザッチがこの番組を見る前の話です。
付き合って間もない頃(恋人未満の頃の話です)、ザッチがヒロ家で料理をしてくれました。その時は、美味しかったのですが、味覚過敏なヒロは味が濃いだの薄いだの、美味しい料理に色々言っていた記憶があります。
↓味覚過敏の話はこちら
ヒロにとっては無意識に当然の事を言ったつもりでしたが、モニタリングでこのコーナーを見るたびに、申し訳ない気持ちになります。
それでもやはり味について言ってしまうのですけれどね・・・
私は、パートナーや親友には、自分の感覚に嘘をついてまで私に合わせて欲しいとは思っていません。我慢させたくないし、嘘もついて欲しくありません。
なので、日常の楽しみの一つである食事の好みについては、特に正直に意見を言って欲しいと思っています。
当時のヒロさんの言い方は、特にグチグチと文句を言った感じではなく、あくまで「自分の好みはこんなのだ」というスタンスで言ってくれていたので、私も合わせやすかったのだと思います。
さらに、薄味が好きなヒロさんは素材本来の味を楽しみたい派なので、私としても作り甲斐がありますし、私の好みとも一致します。
そういう訳で、私は幸い、パートナーの本音で傷つくことも、いらぬ気遣いで苦労する事も無かったわけです。
モニタリングに出てくるカップルや夫婦のような遠慮しがちな関係性を見ると、私たちのような本音バトルが遠慮なく繰り広げられる関係は、つくづく有難いものだなぁと思うのでした。
本音バトル・・・
やっぱりバトルという感覚はあったのね。